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2018年12月30日 (日)

2018年総括後編(写真編)

先日の機材編に続いて後編(写真編)です。

 今年は新たに惑星撮影を始めました。C9.25XLTをninzyaさんから譲り受け、その後ASIのCMOSカメラを購入、ADCや定評のあるパワーメイト2.5倍バローと一通りそろえてしまいました。
 4月~8月までの5ヶ月間晴れれば撮影していましたが、綺麗に撮るのは難しいです。まだスキルが足らないからもありますが、最も綺麗に撮れた写真がスライドルーフを開けてピント合わせは前日のまますぐに撮影した木星っていうのがなんともあれです(^^ゞ
イメージ 1
木星
2018年7月1日 21時52分 自宅観測所
Ⅽ9.25XLT+MEAD2倍バロー+ZWO ADC+AstronomikUV-IR cut filter+ASI224MC、AXD赤道儀にて自動追尾
イメージ 2
火星
2018年7月14日01時18分~46分 自宅観測所
C9.25XLT+パワーメイト2.5倍バロー+ZWO ADC+ASI224MC+Astronomik IRカットフィルター
AXD赤道儀にて自動追尾
FireCaptureにてGain=127(off)_Exposure=21.9ms_Gamma=49(off) 3分(5400fr)×8シリーズ
AS!3にて50%コンポジット。
WINJUPOSにてDe-Rotation。Registax6にてWAVELET変換、色調補正、コントラスト強調等。ステライメージ8にて画像復元処理、色調補正、強調処理。
PSCC2018にて強調処理、ノイズ処理など。
はじめてDeーRotationを使って処理しました。まだ甘いです。
イメージ 3
土星
2018年7月29日23時15分頃 自宅観測所
C9.25XLT+PowerMate2.5倍バロー+ZWO ADC+ ASI290MM (ASI224MC)
AXD赤道儀にて追尾
290MM、224MCともに 180秒 2セットをDe-rotation後合成
はじめてLRGB合成してみました。
イメージ 4
原村星まつりでは火星最接近に近かった事もあり、C9.25を会場に持ち込んで撮影しました。SXPの大きなピリオディックモーション、ピント合わせ時の揺れに悩まされました。やっぱりAXDは良い赤道儀ですね。
惑星撮影初年度としてはまあまあかな...。
次は星雲星団編です。
今年一番最初に撮影したのは....これでした。
イメージ 5
バラ星雲 自宅観測所
2018年1月11日、12日
R200SS+コレクターPH+ほしぞら工房オフアキシスEOSリング+Seo-cooled6D(SEO-SP4C)+UIBAR-Ⅲ48mmφ(5分×16枚)+HEUIB-Ⅱ52mmφ(5分×32枚)
AXD赤道儀にてオフアキシスガイド
自宅にしてはまあまあ写った方です。冬の透明度のおかげです。
イメージ 7
月と蟹座 自宅観測所
Samyang35mmF1.4→4.5+EOS40D(SEO-SP2)
AXD赤道儀にて月追尾
皆既中の月は30秒 ISO800×2枚コンポジット
イメージ 6
皆既月食 自宅より
VC200L+ReducerHD+EOS5DmarkⅡ(SEO-SP4)
AXD赤道儀にて月追尾
1/125~8秒 ISO200~800
1月31日は久しぶりの皆既月食でした。天気が微妙でしたがなんとか見ることが出来ました。
イメージ 8
NGC4565(自宅観測所)
2018年3月13日23時30分~
VC200L(初期型)+ML8300(-40℃)
AstrodonLRGBフィルターEシリーズ
AXD赤道儀にてオフアキシスガイド
L10分×9枚、R(R10分×5枚+Hα10分×12枚)、G10分×5枚、B10分×5枚
総露光時間260分(4.3時間)
ML8300もたまには使わないとと思い、VC200Lの直焦点で撮影。細かなピクセルサイズを生かしているかは微妙ですが。
イメージ 9
M13(ヘルクレス座の球状星団) ~自宅観測所~
2018年2月27日(LRGチャンネル)と3月9日(Bチャンネル)
VC200L直焦点(初期型)+ML8300(-40℃)
AXD赤道儀にてオフアキシスガイド
L:10秒×6、60秒×6、240秒×6、600秒×6
RG:各600秒×4
B:600秒×7
合計150分
スケアリングがズレたかな?周辺星像がいびつ。
イメージ 11
北アメリカ星雲下側
2018.6.12 23:56~
VC200L+レデューサーHD+ML16000 ー30℃
Astrodon tru-Balance gen-2 LRGB filters
AXD赤道儀にてオフアキシスガイド
L10分×19枚、R5分×7枚、G5分×6枚、B5分×6枚
はじめて本格的に冷却CCD+VC200L+レデューサーHDで撮影しました。
このレデューサー良いですよ。
さて、後半は彗星特集です。
8月~10月はジャコビニ・ツィナー周期彗星(21P)が秋~冬の有名な星雲、星団に次々と近づいてシャッターチャンスが続きました。11月末からはウィルタネン彗星が地球に近づき、3.8等星まで明るくなりました。満月の3倍くらい大きくみえました。
まずは21P彗星から。
イメージ 12
ジャコビニ・ツィナー周期彗星(21P)
2018年8月22日 3時08分~ 自宅観測所
R200SS+コレクターPH+Seo-Cooled6Ⅾ(SEO-SP4C)+HEUIB-Ⅱフィルター
AXD赤道儀、6㎝F4ガイド鏡+ASI290MMにて彗星核追尾
2分×14枚 ISO1600
イメージ 13
21P彗星とハート星雲
2018年8月17日 3時30分~ 自宅観測所
R200SS+コレクターPH+Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)+HEUIB-2フィルター
AXD赤道儀にて追尾
左下(彗星):2分×4枚、右下:2分×4枚、右上:2分×2枚、左上:2分×2枚
ISO3200
イメージ 15
21P彗星と勾玉星雲
2018年9月11日1時56分~ 自宅観測所
ε-130D+SEOーCooled6D(SEO-SP4C) -10℃ HEUIB-Ⅱフィルター
AXD赤道儀、5cmF4ガイド鏡+ASI290MMにて恒星ガイド
2分×8枚を4コマモザイク合成
イメージ 14
ジャコビニ・ツィナー彗星(21P)とM37
2018年9月11日3時38分~ 自宅観測所
ε-130D+SEOーCooled6D(SEO-SP4C)+HEUIB-Ⅱフィルター
AXD赤道儀、5cmF4ガイド鏡+ASI290MMにて恒星ガイド
ISO1600、2分×11枚
イメージ 16
ジャコビニ・チンナー彗星(21P)とクリスマス星団付近
2018年9月23日 3時47分~ 自宅観測所
ε-130D+Seo-Cooled6Ⅾ(SEO-SP4C)+HEUIB-Ⅱ ー11℃
AXD赤道儀+5㎝F4ガイド鏡+ASI290MMにて恒星ガイド
左半分:2分×8枚
右半分:2分×11枚
左右モザイク合成
イメージ 17
21P彗星とバラ星雲
2018年9月28日3時53分~4時45分 自宅観測所
ε-130D+Seo-Cooled6Ⅾ(SEO-SP4C)+HEUIB-Ⅱフィルタ及びOPTOLONG 12nm Hαフィルタ
AXD赤道儀、5㎝F4ガイド鏡+ASI290MMにて恒星ガイド
RGB:2分×13枚(ISO1600)3時53分~4時22分
Hα:4分×4枚(ISO3200)4時29分~45分
イメージ 18
21P彗星とM50、カモメ星雲 
2018年10月8日 3時54分~ 自宅観測所
εー130D+Seo-Cooled6Ⅾ(SEO-SP4C)+HEUIBー2フィルタ
AXD赤道儀+5㎝F4ガイド鏡+ASI290MMにて恒星ガイド
2分×30枚 ISO1600
イメージ 19
COMET 21P in IC2177
2018年10月10日 03時54分~ 自宅観測所
εー130Ⅾ+Seo-Cooled6Ⅾ(SEO-SP4C)+HEUIBー2フィルタ ー11℃
AXD赤道儀、5㎝F4ガイド鏡+ASI290MM、PHD2にて恒星ガイド
3分×16枚 ISO1600
次はウィルタネン彗星46Pです。
イメージ 20
2018年11月30日21時29分~ 自宅観測所にて
VC200L+Reducer HD+ML16000
Astrodon Gen-ⅡTru-balance I-Series LRGB Filters
AXD アドバンスユニットによる彗星自動追尾(ガイドなし)
L:R:G:B 各5分1bin 45:20:20:20min TOTAL:105min (1時間45分)
イメージ 21
ウィルタネン彗星(46P)とすばる
2018年12月14日 22時24分~ あららぎ高原スキー場
ApoーSonnar135mmF2→2.8
EOS5DMarkⅡ(SEO-PS4)
GPD赤道儀ポタ赤仕様によるノータッチガイド
4分×24枚 ISO1600
おまけ。
イメージ 23
オリオン座中心部と双子座流星群
2018年12月15日 00時10分~ あららぎ高原
ApoーSonnar135mmF2→2.8
EOS5DMarkⅡ(SEO-PS4)
GPD赤道儀ポタ赤仕様によるノータッチガイド
4分×23枚 ISO1600
※2018年12月15日01h08m~01h12mごろに流れた流星です。
今年3月には中天(中部天体写真同好会)の写真展が開催され、僕も3作品展示しました。
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イメージ 26
星ナビ、天文ガイド投稿編
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星ナビ落選作品(掲載されていれば2018年8月か9月号)
NGC6992-5(VEIL NEBULA)
2018年5月20日(日)1時32分~
VC200L+レデューサーHD+オフアキリング+ML16000(ー30℃)
Astrodon Gen-Ⅱ I-Siries LRGB Filers
AXD赤道儀、SXーLodestar、ほしぞら工房製オフアキシスリングにてオフアキシスガイド
L10分×8枚(1×1bin)、RGB各5分×3枚(2×2bin) 合計125分
自宅の割にと思ったのですが今から見ると淡い部分の写りが悪く透明感がないです。
イメージ 22
天文ガイド2019年2月号入選作品
バーナードループとM78星雲付近
https://www.flickr.com/photos/136274618@N06/32001805058/in/album-72157658997049641/
2018年11月11日(日)0時50分~ あららぎ高原スキー場
(2019年2月に閉鎖されてしまいましたのであららぎ高原スキー場最後の入選作となりそうです)
ε-130D+ML16000(Astrodon GEN-2 TRU-BALANCE I-SERIES LRGBフィルター)
SXP赤道儀、SX LodeStar、PHD2にてオフアキシスガイド。
L10分×11枚(1×1bin)、RGB各5分×4枚(2×2bin)
総露光時間:2時間50分
今年というか来年2月号ですが、天文ガイド初投稿で初入選させていただきました。
と言ってもまだ発売前なので見ていません(^^ゞ
まとめ
こうして振り返ってみると今年遠征撮影は3回だけでした。毎月新月期の土曜日は遠征を計画していたのですが....。でもその割にはたくさん撮ったなあって感じです。自宅観測所のおかげです。また惑星だと快晴でなくても月があっても撮れるのも良いですね。
 来年はもう少し遠征したいですね。

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